自然豊かな、北海道の大地で育てられた「ふらの和牛」は、北海道民にはとても有名なブランド和牛です。
また、日本だけではなくタイ・マカオ・ベトナム・香港・台湾などの国々で商標を取得していますので、海外にも流通していて人気があります。
極寒の気温の中で、生産者の愛情を一杯に受けて飼育された、ふらの和牛ですから、その上質な肉質や深い味わいには定評があります。
海外にも流通している事で、日本人だけではなく、外国人からも愛されている国際的なブランド和牛ですので、日本のブランド和牛の魅力を十分に海外に伝えてくれている役目も担っているでしょう。
今回は、ふらの和牛の魅力的な味・特徴や最も美味しい部位などについてご紹介していきます。
Contents
ふらの和牛とは?
北海道の、大雪山国立公園十勝岳のすそ野に広がる富良野盆地で、大切に飼育されているブランド和牛が「ふらの和牛」です。
飼育環境に気を配る事はもちろんですが、生産者側は、ふらの和牛の飼料にも大変、工夫をこらしています。
「稲わら・麦わら・小麦・乾草・ビートパルプ」などを混ぜ合わせた、無添加の飼料を与えている事で、非常に拘りがあります。
それだけではありません。
ふらの和牛の価値を、最大限に高める為に飼料に「おから・ビール」などを加えたり、飼育環境の細部にまで気を配る事で、良質な肉質を実現できているのです。
そして、2008年に開かれた北海道洞爺湖サミットイベントでは、海外の記者達に、ふらの和牛をお披露目すると、あまりの肉質の高さと味の美味しさに海外の記者達は釘付けになったほどです。
飼育環境はもとより、ふらの和牛に与える餌にも拘る事によって、さらに深い味わいを堪能する事ができているのですね。
ふらの和牛の魅力的な特徴をご紹介!
ふらの和牛の肉質の良さを決めるのに、飼料の良し悪しがとても関係しています。
北海道産の、独自のブレンド飼料がふらの和牛の肉質の旨味や脂肪の旨味を、最大限に引き出してくれるのです。
和牛と名乗るには、【褐色和種・黒毛和種・日本短角種・無角和種】の4品種と、それらの交雑種のみだけしか認められていません。
その中で、ふらの和牛は黒毛和種にあたり、厳しい寒さの中で育てられた極上の旨味を持つ良質な肉質と、和牛に与える餌にまで拘りをもたせる事で、ふらの和牛の魅力を最大限に引き出されているのです。
海外にまで流通している事を考えると、日本人の味覚を虜にするだけではなく、外国人の舌まで虜にしているほどですから、ふらの和牛の肉質のクオリティーの高さやポテンシャルの高さがわかりますよね。
凍えるような気候の中で、育てると言うのは外国でも寒い地域は色々ありますから、日本のように高い畜産技術を持っている国がふらの和牛を飼育する事はできるでしょう。
しかし、北海道で厳選された牛の餌も、ふらの和牛の良質な肉質を作り上げる事に欠かせないですから、これは諸外国には到底真似できるものではありません。
ですので、外国でふらの和牛が生産されても、飼料にまで拘れないでしょうから、ここまで良質な肉質を実現する事は難しいのではないでしょうか。
ふらの和牛の魅力的な味をご紹介!
ふらの和牛の魅力は、なんと言っても牛肉の味でしょう。
特に、ふらの和牛のビーフには不飽和脂肪酸・グルタミン酸・タウリンなどの栄養素が多く含まれています。
牛肉は、色々な栄養素が含まれてはいますが、そこまで栄養価が高かったりバランスの良い栄養が採れるとは言えません。
ですが、牛肉に含まれる栄養素は、脂の旨味や、加熱処理した後の、美味しさの良し悪しに関わってくるのです。
そして、ふらの和牛は、不飽和脂肪酸・グルタミン酸・タウリンなどの栄養素が多く含まれていますから、凝縮された脂の旨味や、牛肉が覚めた後も変わらぬ旨さをキープすする事ができます。
本来、加熱処理から時間が経って冷めてしまったブランド和牛料理は、味も出来上がり直後とは比べ物にならないくらい、不味くなってしまうものです。
ですが、ふらの和牛の牛肉には栄養が豊富に含まれていますから、焼き上げた後に冷めてしまってもあまり味が不味くならないくらいの美味しさなんですね。
ふらの和牛の最も美味しい部位を知らなきゃ損!
せっかく、ブランド和牛肉を食べるのですから、ふらの和牛の部位の中でも最も美味しい部分を食べた方が、より深い味わいを堪能する事ができるのでおすすめです。
牛には、色々な部位があるのですが、特にふらの和牛の部位で人気の箇所をご紹介します。
シャトーブリアン
黒毛和牛である、ふらの和牛の部位の中で特に絶品と言われている部分がシャトーブリアンです。
シャトーブリアンとは、牛1頭で取れるヒレ肉の中で、さらに良質な部分の大腰筋の事で約600g位しか取ることができません。
ですから、ブランド和牛肉のシャトーブリアンは、とても希少価値が高い部位なのですね。
その味は、柔らかい肉質で、濃厚な肉汁がたっぷり含まれていますので、噛みごたえが柔らかくとても美味しいです。
極上タン
ふらの和牛の、最も美味しい部位のおすすめにタンがあります。
タンとは、牛の舌の部分の牛肉で主に焼き肉にして、塩・レモンなどの味付けで食べるのが美味しいです。
食感は、肉質が筋肉質の部位ですから噛むとプリプリしていて、濃厚な肉汁も出てきますので食感と味覚の両方で旨さを堪能できるでしょう。
ふらの和牛のまとめ
ふらの和牛は、北海道の、大雪山国立公園十勝岳のすそ野に広がる富良野盆地で、生産者が飼料まで拘って飼育されているブランド和牛です。
牛の餌まで、拘っている事で肉質に不飽和脂肪酸・グルタミン酸・タウリンなどの栄養素が多く含まれていて、焼き上がり直後~冷めてしまった状態でも鮮度や味が落ちにくく美味しく食べる事ができます。