黒田庄和牛(くろだしょうわぎゅう)は、兵庫県内で生産されている黒毛和牛です。
有名なブランド和牛ですが、いまいちピンと来ていない方も多いのではないでしょうか。
わかりやすく解説しますと、「神戸ビーフ」の素牛なんですね。
神戸ビーフでしたら、誰もが一度は聞いたことがあるブランド和牛でしょう。
黒田庄和牛は、厳しい審査基準にクリアした和牛だけが名乗る事ができ、そのうち8割りほどが神戸ビーフに認定されています。
今回は、黒田庄和牛とは何なのかや、味・特徴と神戸ビーフとの違いなどについてご紹介していきます。
黒田庄和牛とは?
黒田庄和牛とは、兵庫県西脇市黒田庄町で肥育されている血統書付きの但馬牛です。
生産者や畜産農家の方々が、一生懸命に愛情を注いで育てた但馬牛の中で、厳しい審査に合格した和牛だけが立派な黒田庄和牛を名乗ることができます。
そして、年間生産数が600頭位なので希少価値が高い和牛とも言えます。
その中の8割りほどが、神戸ビーフに認定されて飲食店や精肉店などへ流通しているのです。
つまり、但馬牛の黒田庄和牛のほとんどが、やがて神戸ビーフになります。
兵庫県西脇市黒田庄町と言えば、空気も水も美味しい事が有名で地元産の山田錦と言う稲ワラが含まれている肥料を黒田庄和牛に食べさせて育てています。
生産者の方々が、牛に与える餌に拘る事で究極に柔らかく美味しい肉質に仕上がるわけなんですね。
黒田庄和牛の味にお肉好きも驚愕!
黒田庄和牛は、ブランド和牛ですから肉質も柔らかくて一口食べると上質な旨味を堪能する事ができます。
赤身肉の味が濃ゆいのが特徴で、口の中で牛肉の旨味が溢れ出して、食感は柔らかいのですぐに舌の上で溶けてしまうほどです。
黒田庄和牛肉を、噛めば噛むほどに深い味わいを堪能でき、口いっぱいに後味の余韻が残ります。
そして、兵庫県西脇市黒田庄町には、歌手の「トータス松本」さんの出身地でもあります。
昔、元で開催していた野外ライブの時に、黒田庄和牛肉入の弁当が販売されたりしていて、当時は、トータス松本さんの直筆のイラストラベルが貼られていた事もあるのです。
黒田庄和牛肉を使った弁当は、「トータス丼」と言って特製の甘辛タレで炒めた黒田庄和牛が入っていて、とても好評でした。
ステーキ・焼き肉・すき焼き・煮込み料理などなど、どんな調理方にも美味しさを損なうこと無く合います。
黒田庄和牛よりも、成熟した神戸ビーフの方が全国的には知名度が高いとは思いますが、どちらも深い味わいを堪能する事ができます。
黒田庄和牛の特徴にお肉好きも驚愕!
黒田庄和牛は、約2年間ほど生産者や畜産農家の方々が、飼育環境や肥料に拘りを持ちながら愛情を込めて育てているのが特徴的です。
ブランド和牛は、色々な銘柄がありますが、ここまで飼育環境や餌に気を配っている和牛はそこまで多くはないでしょう。
ですので、仕上がった黒田庄和牛の肉質は、赤みの味がしっかりと付いていて、脂肪が甘く焼いた時に香ばしい香りがします。
やがて、神戸ビーフになるのも納得の美味さでしょう。
黒田庄和牛を食べても絶品ですが、しっかりと育て上げられた神戸ビーフを食べて見ると、もっと深い味わいを堪能する事ができるのではないでしょうか。
黒田庄和牛と神戸ビーフとの違いはある?
黒田庄和牛と神戸ビーフとの違いは、先程お伝えしましたように素牛の状態と、さらに成長した状態の和牛になります。
黒田庄和牛が、成熟したブランド和牛が神戸ビーフと呼ばれます。
神戸ビーフに認定される時は、神戸肉流通推進協議会が決めた審査基準をクリアしなければいけません。
黒田庄和牛の中でも、厳選された8割りほどの和牛が神戸ビーフに認定されるわけですから、成熟した和牛の肉質は、さらに美味しさが増しています。
黒田庄和牛肉と、神戸ビーフには成熟度合いに違いがあるだけでどちらも美味しい事は間違いないでしょう。
グルメ通の方は、ぜひ食べ比べて両方の旨さを実感してみるのも良いですね。
黒田庄和牛のまとめ
黒田庄和牛とは、兵庫県西脇市黒田庄町で年間600頭ほどしか、生産されていない希少価値が高いブランド和牛です。
神戸ビーフの素牛で、成熟した黒田庄和牛のうち8割り位が、立派な神戸ビーフを名乗ることができます。
地元産の山田錦と言う稲ワラが含まれている飼料を、黒田庄和牛に食べさせて育てていますから肉質は赤身肉にしっかりとした味がついていてとても美味しいです。
ぜひ、神戸ビーフと黒田庄内和牛を食べ比べて極上の味を堪能されてみてはいかがでしょうか。