牛肉の部位の中で一番、カロリーが高い部位は【カルビ・バラ】で100gあたり約517kcalあります。
ですので、減量をされている方はできるだけ低カロリーの部位を食べる事がダイエット成功の鍵となります。
ビーフの中で、私がおすすめする部位はヘルシー&カロリーも控えめの【赤身肉】です。
※部位別のカロリー内容が関連記事にありますので詳しく知りたい方は参考にされてください
そこで今回は、肉食系ダイエッターにおすすめの牛肉の赤身の部位やサシが入っていない牛肉の赤身についてご紹介します。
ぜひ、参考にしてみてください。
Contents
牛肉の赤身の部位はどこ?
まず、大前提として国産和牛肉と外国産のビーフとでは外国産の方が全体的に赤身肉が多いです。
ですので、ダイエッターの方は国産和牛肉より積極的にアメリカ産やオーストラリア産の牛肉の赤身を食べられる事をオススメします。
日本でも、輸入された牛肉は上記の国のものがほとんどを占めています。
値段(価格)も安くファミリーレストラン・ハンバーグ屋・ステーキ屋・牛丼チェーン店などで多く使用されていますので、一度は食べられた方も多いのではないでしょうか。
そして、一般的に赤身と言われている部位は【肩・ヒレ・モモ・ホホ・ハラミ・スネ】です。
カルビ・バラ・ロース・霜降りなどは、脂身の部分が多く脂質がある分柔らかい食感でとても美味しいのですが、カロリーも高くタンパク質が少ないですのでダイエットには向いていないので、できるだけ食べないようにしましょう!
また、夜眠る前に食べたり大食いをしないように心がける事によって、さらにダイエット効果がでますので食べ方も意識されてみてください。
牛肉の赤身はサシがない肉をダイエッターは食べよう!
私が、国産和牛より外国産の牛肉の赤身肉を食べたほうが良いとおすすめしている理由はさらにあります。
それは、特に国産の黒毛和牛のような上質な牛は、サシ(霜降り)多く入っている為外国産のビーフよりも赤身の部分が少ないのです。
それでは、もう少しサシが入っている牛肉とは何なのか深く掘り下げていきましょう!
サシが入っている牛肉とは?
サシ(霜降り)とは、牛肉の赤身肉の中に網目状に入っている脂肪のことです。
ダイエットをされている方は、【脂肪】という言葉に敏感に反応しているのではないでしょうか(笑)
先程、お伝えしましたようにビーフのサシは特に国産黒毛和牛に多く含まれていて外国産の牛肉にはあまり見られません。
サシの入りやすさは、生まれた時の血統によってほぼ決まっています。
ただし、まれに同じ血統でも牛の育った環境や餌の種類によってサシの量は変化しますが外国産の牛肉の赤身にはほとんどありません。
サシが入っている部位とは?
サシ(霜降り)が入りやすい牛肉の部位は【リブロース・ミスジ・ロース・肩ロース・バラ】などがあります。
そして、ビーフの赤身肉でサシが入りやすい部位は【モモ・肩】などがあります。
ですので、ダイエッターの方は赤身肉の中でもできるだけサシが入っていない【ヒ
レ・ホホ・ハラミ・スネ】などの部位を積極的に食べられると、脂質も少なくカロリーも控えめな牛肉料理ですのでダイエットに効果的です。
要約しますと、【アメリカ産やオーストラリアさんなどの外国産の牛肉でヒ
レ・ホホ・ハラミ・スネなどの赤身肉の部位】を食べる事をおすすめします。
サシが入っていない牛肉を手に入れる方法
普通は、サシ(霜降り)が入っている牛肉というのは上質で食感が柔らかく値段(価格)も高価ですので高級牛肉になります。
ですので、ダイエットを意識していない方は、赤身肉よりむしろサシが入っているビーフの方が美味しいと感じると思いますし舌が肥えた方の需要が高いです。
しかし、近年は健康を意識されている方々が増えてきていますのでサシ入りの牛肉よりも赤身肉の方が人気があります。
というのは、霜降り肉がちょっと前の時代と比較するとあまり脂に味が乗っていなくて旨味が低下してきているではと懸念しています。
なかなか、サシが入っていない牛肉の赤身を手に入れるのは難しかったのですが、上記のような影響で最近は手に入りやすくなっていますのでダイエッターの方には追い風になるでしょう。
牛肉をスーパーや精肉店で購入される時は、サシが入っているかどうかまでは気にされない方も多いのではないでしょうか。
できるだけ、霜降りが入っていない牛肉を手に入れるコツは、スーパーや精肉店で牛肉を捌いている時に調理人にサシが入っていない部位をくださいとお願いする事で手に入れる事もできますので今度、試されてみてください。
牛肉の赤身肉を柔らかくする方法
牛肉の赤身肉を手に入れる事ができた。
あるいは、牛肉の赤身肉でサシが入っていない部位を手に入れた方は、低カロリーでヘルシーなビーフ料理を美味しく食べる手前まで来ました。
今度は、もうひと工夫をして赤身肉を柔らかく調理しましょう。
そうする事で、サシが入っているお肉に近い柔らかなで上質な食感を味わう事ができるのでおすすめです。
【舞茸(まいたけ)】
舞茸に赤身肉を数十分間漬けておくと、含まれているタンパク質分解酵素プロテアーゼの成分が赤身肉を柔らかくしてくれます。
【玉ねぎ】
すりおろした玉ねぎを容器に入れそこに赤身肉を15分間位漬け込みます。
玉ねぎには、牛肉のタンパク質を分解してくれる成分が含まれていますので柔らかな食感を堪能することができます。
漬け込んだ後の玉ねぎも、廃棄処分はせずにフライパンで炒めてあげると色々な料理に合わせる事ができるので一石二鳥の調理方法です。
【ヨーグルト】
ヨーグルトには、タンパク質分解酵素プロテアーゼの成分が含まれています。
ジッパー袋などに、赤身肉とヨーグルトを一緒に入れて袋の蓋を閉めながら空気を抜きます。
そして、手でよく揉んで赤身肉にヨーグルトを染み込ませましょう。
乳酸菌の効果でお肉の繊維を柔らかくほぐしてくれます。
その後、1時間~2時間位放置させておくと柔らかくなります。
牛肉を焼くときには、キッチンペーパーでしっかりとヨーグルトを拭き取って焼いてあげましょう。
【はちみつ】
ハチミツは、タンパク質分解酵素プロテアーゼの成分が含まれています。
赤身肉の両面に、薄っすらで大丈夫ですのではちみつを塗って30分間位放置しましょう。
そうすると、蜂蜜のブドウ糖と果糖がお肉の繊維に染み込んでタンパク質が硬化するのを防いで柔らかく仕上げる事ができます。
甘い味付けが好みの人は、たくさん塗っても美味しく感じると思いますが、そうでない方はハチミツを塗りすぎると濃厚な甘みがする赤身肉になってしまうので注意しましょう!
【キウイ】
キウイは、酵素成分が赤身肉の繊維を柔らかくしてくれる働きがあります。
他に代用できる果物ですと、パパイヤ・パイナップルでも大丈夫です。
キウイを擦りおろして、果実に牛肉を15分位漬けておけば柔らかくなります。
ただし、果物を使ってお肉を柔らかくするには果物の鮮度が大切なので新鮮なフルーツを使用されてください。
【コーラ】
コーラには、炭酸に含まれる炭酸水素ナトリウムの成分が赤身肉のタンパク質を溶かし柔らかくしてくれます。
ビーフを漬ける際には、多少炭酸が抜けているコーラでも大丈夫ですが、ステーキなどにするには約30分間位、それ以外の調理方法では約10分位漬け込んであげましょう。
味付けがコーラ味になってしまうんじゃないかと思う方もいると思います。
しかし、匂いはコーラの匂いが少しは香りますが味はそれほど着かないので大丈夫です。
【炭酸水】
コーラで赤身肉を柔らかくする方法が心配な方は、炭酸水でも代用する事ができます。
炭酸水素ナトリウムの成分が、牛肉のタンパク質を溶かしてくれますし炭酸水自体が味付けされていませんので匂いなども気にならず安心です。
ダイエットにおすすめの牛肉の赤身の部位をご紹介
ダイエット中に牛肉料理を食べたい方は、赤身の部位を食べると低カロリー&ヘルシーですのでおすすめです。
先程、お伝えしたアメリカ産やオーストラリアさんなどの外国産の牛肉でサシが入っていない【ヒレ・ホホ・ハラミ・スネ】などの赤身肉の部位がダイエッターに、ぜひ、食べて欲しいのですが特徴をもう少し詳しく見ていきましょう!
【ヒレ】
ヒレは腰から背中にかけてのお肉で赤身肉の中で一段と柔らかく値段も高価です。
上質な牛肉ですのでビーフの女王とも言われています。
【ホホ】
ホホは牛のほっぺたの部位で内蔵の部分でもあります。
運動量の多い部分ですのでけっこうスジが多く硬いです。
よく煮込むと柔らかくなりますので煮込み料理に使われています。
【ハラミ】
ハラミは牛の横隔膜(おうかくまく)の部位で内蔵の部分です。
柔らかさがあり上質なものでは霜降りが入っているものもあります。
なので、なるべく外国産の牛のハラミを選びましょう。
【スネ】
スネは牛の前足と後ろ足のふくらはぎの部位です。
運動量が多い部分のお肉ですのでとてもスジが多く硬いです。
じっくり煮込むことによってスジがコラーゲンに変わり赤身肉がホロホロに柔らかくなります。
牛肉ダイエットのまとめ
いかがでしたでしょうか。
牛肉の赤身でもサシが入っている部位と入っていない部位を知る事で、さらにカロリーを抑える事ができます。
ダイエットを成功させるには、牛肉に脂肪が含まれていない赤身肉を食べる事が大切です。
そして、食べる量や食べ方なども意識して楽しく牛肉料理を食べて減量を成功させましょう。