牛肉を含め、お肉はとてもデリケートな食品なので常温保存や常温で放置してしまうとほんの数時間くらいしか日持ちしません。
お肉の鮮度が低下すると、酸っぱい匂いがして病原菌・寄生虫などの繁殖も促されます。
最悪の場合は、腐ってしまって食べたら食中毒になったり健康を害する事になったりするので注意が必要です。
しかし、ただ牛肉の臭いが酸っぱい臭いがしたり変色したりしただけでは完全に腐っているわけではありません。
その場合は、お肉をしっかりと加熱処理をする事で食べる事もできますが、腐っているかどうかの判断は難しいですよね!
今回は、牛肉が酸っぱい匂いがするけど食べたら危険なのかや、絶対に知らなきゃ後悔してしまうお肉の真実をご紹介していきます。
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牛肉が酸っぱい匂いがするけど食べたら危険?
牛肉は腐り始めると、酸っぱいような匂いがする事は間違いないでしょう。
ただし、本当にお肉が腐っているのかどうか判断する為には
【臭い+手触り+変色具合】
で判断するのが確実です。
ビーフが完全に腐ってしまうと、【腐敗臭・ネバネバした手触り・黒色や緑色に変色】という状態になります。
なので、ただ単に牛肉が酸っぱい匂いがするだけで、手触りや変色に問題がなかったらよく火を通して食べる事もできますが、あまりおすすめしません。
牛肉の鮮度が著しく低下していて新鮮ではない事は確実ですから、万が一の事を考えて酸っぱい臭いがお肉からしていたら廃棄処分された方が良いでしょう。
また、国産黒毛和牛か安い輸入牛肉の違いも関係があります。
黒毛和牛で、サシがお肉全面にたくさん入っているお肉であれば、少々、酸っぱい臭いがしている牛肉でもしっかり焼き上げていれば食べれない事はないでしょう。
ですが、お肉の表面がネバネバしていたり牛肉の色が黒色になっている場合は腐ってしまっている状態ですのですぐに捨てるべきです。
日本の黒毛和牛の肉質は、最高品質ですから安物の国産牛肉や輸入牛に比べて鮮度は抜群に良いです。
また、値段(価格)も高価ですので、腐りかけで捨てるのは勿体ないと思いますが、できれば食べない方が安全です。
牛肉が酸っぱい臭いの状態の味とは
牛肉が酸っぱい臭いをしているという状態は、腐り始めている状態でもありますので、しっかりと火を通して食べるにしても鮮度低下により味もあまり美味しくはないでしょう。
それに、冷蔵庫や冷凍庫で牛肉を保存していた場合、酸っぱい匂いがしていたら焼き上げた時には部屋中にくさい臭いが漂う事になります。
そうなると、部屋に置いてある物や衣類にビーフの臭いにおいがついてしまう恐れもあります。
できるだけ、異臭がしている牛肉を食べたり生食いをしない方が安心です。
牛肉が酸っぱい匂いがするけど加熱処理したら食べれる?
牛肉が酸っぱい匂いがする場合、手触りや変色具合に問題がなければ十分に加熱処理をしたら食べれない事はないでしょう。
熟成肉など腐りかけの肉を美味しく調理して食べる事もあります。
それはプロの調理人が鮮度や品質に注意して調理しているから私達が食べても安全なわけで、素人の方は腐りかけの牛肉であっても加熱処理をして食べるのはおすすめしません。
黒毛和牛など、日本の最高品質の牛肉であれば十分に火を通して食べてもその他のビーフと比べたら、安全度は高いですが健康を損なって後悔をしてしまう前に、やはり酸っぱい匂いがお肉からしたらすぐに廃棄処分をされる事をおすすめします。
もし、健康を害してしまったら牛肉代よりも病院の治療費の方が高くつきますし、食中毒を患う危険性もあります。
ですので、高いお肉だったら食べないで捨てるのはもったいないのですが、万が一の事を考えて捨ててしまいましょう。
牛肉が酸っぱい匂いがして茶色に変色
牛肉が腐ってしまうと、見た目は緑色や黒色に変色してしまいます。
茶色になるのも、危険信号ではあるのですが元々、鮮度抜群のお肉は茶色っぽい色をしているのです。
ほとんどの方は、ビーフの色が赤色(ピンク色)の状態を目にする事が多いので、茶色に変わっていると腐っていると判断しがちですよね。
牛肉は、ミオグロビンという成分が作用してお肉が空気に触れる事によって赤色になります。
ですので、空気に触れなかったらお肉の色は茶色やグレーっぽい色をしているのですね。
ですから、元々茶色っぽい色を牛肉をしているわけですので、鮮度が良い状態での茶色は大丈夫です。
心配な方は、お肉が新鮮であれば色が茶色から赤色に時間が経てば変わるので待ちましょう。
しかし、ずっと茶色のままで酸っぱい匂いがしている牛肉の場合は、やはり腐りかけている状態と判断できますので廃棄処分をされた方が良いでしょう。
牛肉が酸っぱい匂いがするけど賞味期限は?
牛肉は、どんなに鮮度が良いお肉でも常温保存の場合は数時間しか鮮度を保つ事ができません。
つまり、賞味期限も数時間以内という事になります。
ですので、できるだけ牛肉の賞味期限を伸ばす為には冷蔵庫や冷凍庫で保管してあげる必要があるのです。
お肉が腐りやすい順番としてはひき肉→スライス肉→ブロック肉の順で腐りやすくなり賞味期限にも影響します。
普通に考えて、ビーフが酸っぱい臭いがするならば賞味期限は切れているものと判断して捨ててしまったほうが安全です。
無理して食べても、鮮度が低下していますので味も美味しいとは感じられないでしょう。
冷蔵・冷凍していた牛肉が酸っぱい匂いがするけど食べたら危険?
牛肉は、冷蔵や冷凍保存をすればある程度日持ちさせる事ができ賞味期限も長くなります。
具体的には、冷蔵保存の場合は長くて5日間程度が限界です。
そして、ビーフの冷凍保管の場合は1ヶ月~2ヶ月間位はお肉の鮮度や旨味をある程度封じ込めておく事ができます。
ですが、保存しておいた牛肉を冷蔵庫や冷凍庫から取り出してみたらお肉が酸っぱい匂いがしている事もあります。
その場合、まだお肉が赤色で手触りもネバネバしている感じではなかったら、十分に火を通してあげる事で食べる事はできるでしょうが腐りかけている事は間違いないですから食べるのは危険性があります。
冷蔵庫や冷蔵庫に牛肉を保存しておいていても、病原菌や寄生虫は死滅しているわけではありませんので、できれば食べずに廃棄処分してしまう事をおすすめします。
牛肉をしっかり保存して長持ちさせよう
もし、牛肉を少しでも長持ちさせたいとお考えなら、小分けにしてラップに包んでください。
ラップに包むことで、はやく冷凍できますし、解凍するときにも食べたい分だけ取り出せますよね。
また、できるだけ空気を入れて酸化させたくないので、ジップロックに入れましょう。
このときに、ジップロックの空気を抜いて冷凍してあげるとベストですよ。
牛肉が酸っぱい匂いのまとめ
いかがでしたでしょうか。
基本的には、牛にから酸っぱい匂いがしているだけで見た目や手触りに問題がなければ、よく火を通してあげれば食べれない事はないでしょう。
ですが、新鮮なお肉であれば悪臭や酸っぱい臭いというのは漂わないですから鮮度状態は良くありません。
腐ってしまっているとまではいかなくても、腐敗しかけている恐れがありますので食べるのはよろしくないでしょう。
食中毒や寄生虫に蝕まれる恐れもありますので、酸っぱい臭いがお肉から出ている段階で廃棄処分をされた方が安心ですね。