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牛肉の豆知識

【牛肉の寄生虫の種類】もっと前に知っていれば・・・と後悔する前に知るべき真実!

牛肉 寄生虫

牛肉料理を食べる時は、焼いて食べる方法と生食いをする方法とがありますよね。
野生動物のお肉を食べる時は、寄生虫の心配もしておかなければいけません。

鮮度抜群のお肉だから、寄生虫はいないだろうと安心していませんか?
ですが、新鮮なビーフでも加熱処理や冷凍保存の仕方が甘ければ意味がありません。

ですから、寄生虫によって危険な症状に襲われる可能性はありますので十分、気をつける必要があるのです。

事前に、寄生虫の知識を知っていれば危険な症状や病気に悩まされるリスクを減らす事ができます。

そこで今回は、牛肉の寄生虫の種類や注意点などについてご紹介します。

牛肉マスター
牛肉マスター
寄生虫に関する情報を分かりやすく丁寧に説明しましょう!

牛肉の寄生虫の種類

基本的に、寄生虫が人間に寄生すると多くの場合は、あまり自覚症状がなく知らない間に腸内でどんどん育ち、ある日突然トイレで便をした時に長い虫が排出されて驚く事になります。

自分の身体の中に、寄生虫が生存していたらとても落ち着きませんよね(笑)

また、寄生虫の他にもバイ菌・病原菌などもビーフの中には潜んでいる恐れもありますので、牛肉料理を食べる時は焼き方に気をつけるだけではなく調理器具やお肉の衛生管理や食事前の手洗い・うがいなどを徹底して気をつける事が大切になっていきます。

寄生虫に感染すると、ほとんどの種類のものが潜伏期間が長いのですぐに身体に症状が現れない事が多いです。

ですので、最悪な場合は処置が遅れてしまい身体に重大な症状が出る恐れもありますので十分注意しないといけません。

牛肉の寄生虫の種類は、たくさんありますので主に生命力や繁殖力が高いものをいくつかピックアップしてご紹介していきます。

無鉤条虫

無鉤条虫(むこうじょうちゅう)と呼ばれる寄生虫は、生の牛肉や十分に火が通っていないビーフを食べる事によって人間に感染します。

幼虫は、約2ヶ月位かけて成虫に成長し潜伏期間は2ヶ月~数年に渡ります。
人間に感染すると、自覚症状がなかったり腹痛・食欲不振など消化器官に炎症を起こしたりする症状に悩まされる事になります。

アニサキス

アニサキスの寄生虫は、牛肉を生食いしたりお肉の加熱処理不足が原因で人間の体内に感染します。

体内の潜伏期間は、数週間~長期間に渡ります。

感染すると、自覚症状がある場合が多く激しい腹痛や寒気・おう吐などに襲われる症状に悩まされます。

住肉胞子虫

住肉胞子虫(にくほうしちゅう)の寄生虫は、生のビーフや加熱処理不足の牛肉を摂取する事で体内に寄生します。

人間の体内に入ると、潜伏期間は数週間~長い期間に渡ります。

感染すると、自覚症状がないケースも多いですが、消化器官に炎症が出たりする症状に悩まされることになります。

トキソプラズマ

トキソプラズマの寄生虫は、生の牛肉や火が十分に通っていないビーフを食べる事で体内に宿り感染します。

トキソプラズマを摂取してしまうと、潜伏期間は数週間~長期間に渡って体内に留まります。

自覚症状はない方も多いですが、頭痛・発熱などの原因になり体調不良に悩まされることになります。

妊娠中の女性では、流産の可能性や赤ちゃんにも感染する恐れがあり、先天性トキソプラズマ症になるリスクがありますので妊婦の方は注意しましょう。

クリプトスポリジウム

クリプトスポリジウムという寄生虫は、主に子牛に寄生して感染して下痢の症状を引き起こします。

人間への感染は、牛の糞を介して寄生する事が多いです。
クリプトスポリジウムの寄生虫を摂取してしまうと、数週間~長い期間体内に潜伏してしまいます。

また、自覚症状がない事も多いですが感染は、生の牛肉を食べたり加熱処理不足のお肉を食べることで下痢・おう吐・腹痛などに襲われる症状に悩まされることになります。

テラジア・グローサ

テラジア・グローサという寄生虫は、これまで牛の目に感染していましたが最近、アメリカで牛から人間の目に感染していた事例が数十人あります。

体内に侵入すると、数週間~長期間に渡って卵を産みどんどん増殖していく恐れがあります。

寄生虫の中では、感染症状の報告が極めて少ないのですが一度感染すると数十匹ほど繁殖して体内で生存し続けるので体調不良に悩まされる事になります。

ランブル鞭毛虫

ランブル鞭毛虫(らんぶるべんもうちゅう)という寄生虫は、加熱処理が不十分な牛肉や生食をする事によって感染します。

摂取してから1~2週間位の潜伏期間を経て下痢・おう吐・腹痛などに見舞われる恐れがありジアルジア症とも呼ばれています。

ほとんどの場合は、自覚症状もないのですが稀にジアルジア症が慢性化して定期的に寄生虫の症状に悩まされる事もあります。

そうなると、栄養失調などにより身体が衰弱していく恐れもあります。

牛肉マスター
牛肉マスター
寄生虫を摂取しても、ほとんどの場合は自覚症状が出ない。
牛さん
牛さん
虫の知らせがないんだね。
牛肉マスター
牛肉マスター
牛さん、ちょっと意味合いが違うね・・・
牛さん
牛さん
失礼しました。

牛肉を冷蔵・冷凍保存すると寄生虫は死滅する?

ここまで、牛肉に着いている寄生虫の種類や恐ろしい症状についてご紹介してきましたが、きちんとした加熱処理・冷蔵・冷凍保存をする事で寄生虫を死滅させる事ができます。

基本的に、加熱処理する場合は【75℃以上の温度】で1分間以上、牛肉を調理するとほとんどの寄生虫を死滅させる事ができます。

ただし、ビーフの中心部までしっかり【75℃以上の温度】で加熱処理する事が大切になってきます。

ですので、牛肉の表面を焼くだけのレアの調理方法では、完全に寄生虫を死滅させる事ができなくなりますので注意しましょう。

そして、冷凍保存では【-20℃以下で48時間以上】で牛肉の寄生虫をほとんど死滅させる事ができます。

また、自宅で牛肉の生食料理を食べる際には、買ってきたビーフをすぐに食べるのではなく一度冷凍保管する事によって寄生虫を死滅させるように心がけましょう。

冷凍保管でも、ある程度ビーフの鮮度を保つ事ができますが寄生虫やバイ菌・病原菌などが完全に死滅させる事はできません。

冷蔵保存では、寄生虫が生きながらえる場合がありますので冷凍保存をおすすめします。

牛肉マスター
牛肉マスター
できるだけ生食いは避けて加熱処理や冷凍保存が大切!
牛さん
牛さん
面倒くさがらずにやりましょう。

生焼けの牛肉を食べると危険?

生の牛肉を食べる時には、寄生虫に感染するリスクは高まりますが牛の内蔵部分以外の部位には、ほとんど寄生虫はいないと言われています。

ですので、飲食店では【ユッケ・牛タタキ・牛刺し・タルタルステーキ】などの生肉が提供されているのですが、それはきちんと冷凍保存したり国に生食いの許可を取っているから安心して私達が食べれるようになっているのです。

しかし、自宅で牛肉料理を食べる時はあまり生のお肉を調理して食べるのは、やはり寄生虫に感染するリスクも高まるのでおすすめはしません。

せめて、生焼けの牛肉の状態(レア)であれば、お肉の中心部分まで55℃~65℃まで加熱処理されている事になるので、ほとんどの寄生虫も死滅しているので生食いよりかは感染のリスクが減らすことができます。

ですので、できるだけ自宅ではビーフの生食いはせずに、お肉の表面だけを焼くレアの焼き方を最低限しましょう。

できるだけ、牛肉の生食料理を食べる時は焼肉店や飲食店に行って食べた方が寄生虫が混入しているリスクを減らせますし、プロの調理人が美味しく作ってくれるので安心です。

ただし、牛の生レバーだけは過去に某飲食チェーン店で食中毒事件が起きて以来、販売・加工・提供が禁止されていますので絶対に食べないようにされてください!

牛肉マスター
牛肉マスター
牛肉の焼き方でレアの場合は100%安心はできない!
牛さん
牛さん
生食いはリスクを承知で食べないとダメなんだね。

牛肉の寄生虫を食べるとどんな症状がでる?

牛肉の寄生虫を人間が摂取してしまうと、ほとんどの場合は自覚症状が出ずに長い潜伏期間を経て排便と共に体外に排出されるケースが多いです。

ですが、もし寄生虫の症状がでると【下痢・腹痛・吐き気・食欲不振・頭痛・発熱】などの体調不良の症状が出たり、消化器官に炎症が起きてダメージを受ける事があります。

特に、身体の免疫力が低下していると上記の症状を誘発してしまう原因になりますので牛肉を食べる時は、できるだけ高温での加熱処理や冷凍保存をしっかりして寄生虫を死滅させましょう!

ほとんどの寄生虫は、目視では確認できない位小さいです。
ですので、目には見えないから安全だとは思ってはいけません。

ですが、流通している牛肉に寄生虫が混入している確率は多くはありません。
それに、身体の不調が出ずに済む場合も多いですが潜伏期間が長いゆえに最悪の場合、症状が慢性化して治らない事もあります。

何度もお伝えしますが、新鮮な生肉から加工された牛肉まで100%寄生虫が潜んでないとは言い切れませんのでしっかりと加熱処理や冷凍保管をする事が大切なんです。

牛肉の寄生虫まとめ

いかがでしたでしょうか。

牛肉の寄生虫はたくさんの種類がありますが、きちんと加熱処理や冷凍保存をする事で死滅させる事ができます。

自宅でビーフを調理するより、焼肉店や飲食店で調理されたものを食べられた方が、きちんと食品衛生法や法律によって牛肉が管理されているので安心な面もあります。

また、牛肉を食べる時は新鮮な生のお肉だからと言って、大丈夫だろうと過信しない事が大切です。

なので、できるだけ自宅では牛肉の生食料理を食べないようにした方が安心できるでしょう。

生食いは、信頼できる飲食店で食べて自宅ではできるだけビーフに火を通す調理をして楽しく召し上がることをおすすめします。

seventh sense株式会社代表取締役
daisuke.k
牛肉好きが功を奏し、全国のステーキ屋、焼肉屋などに定期的に足を運ぶ。
通販ももちろんチェック。スーパーマーケット通いが好きで、
各お店の牛肉の値段を把握している。
過去に、日本料理屋、焼肉屋、韓国料理屋の キッチンで腕を振るっていた経験もあります。