亀岡牛は、京都府の中部にあります亀岡市で肥育されている黒毛和牛です。
昔は、湖だった跡地に亀岡盆地が栽培されており、亀岡市の地域は丹波国と称されて豊穣の土地として栄えてきました。
牛が育つ為の環境もとても良く、豊かな自然のお陰で様々な農作物も育てられています。
ただし、夏と冬の気温差が35℃以上と寒暖の差が激しい地域でもありますから、亀岡牛が一年中、体調不良を起こすこと無く成長させる為には、畜産農家や生産者の方々は、並々ならぬ努力を重ねながら飼育しています。
今回は、亀岡牛の定義とはなんなのかや、味・特徴についてと、最高に美味しい部位などについてご紹介していきます。
亀岡牛の定義とは?
亀岡牛の定義とは、食肉用に加工された日から遡って14ヶ月以上亀岡市内で育てられた黒毛和牛が条件にあります。
そして、亀岡市の食肉センターに出荷され食肉加工された枝肉かつ、亀岡牛枝肉振興協議会のお墨付きを貰わないと立派な亀岡牛を名乗ることはできないのですね。
畜産業は、京都府亀岡市で盛んな地域でもありますし、1年を通して気候変動は激しい土地ですが、その豊かで厳しい自然環境が、より美味しい肉質を持った黒毛和牛に育つのです。
亀岡牛の定義の一つとして、丹後半島・宇川牛の血統を持つ優秀な牛を素牛にしていますから、亀岡牛の肉質が最高品質を誇る要因となるわけなんです。
また、亀岡市は冬の季節に濃厚な霧が毎年発生しています。
霧が出るという事は、それほど外気温が低いという状況なのですが、厳しい寒さの中でもたくましく育てられている亀岡牛の牛肉は、身がギュッと引き締まって歯ごたえもとても良いです。
亀岡牛の味が凄い!
亀岡牛は、京都府亀岡盆地周辺で肥育されている影響もあり究極の旨味が引き出されています。
生産者や畜産農家の方々は、とにかく肥育環境や肥育方法に拘りを持っています。
例えば、約2ヶ月間~6ヶ月間ほど、他のブランド和牛よりも長い肥育期間がある事で、じっくりと牛が成熟するのを待つのです。
そうする事により、牛肉の味や油のノリが抜群に良くなり、カラッとしたしつこくない風味に仕上がります。
亀岡牛肉を、一口食べると舌の上でトロッとすぐにトロケて溶けてしまう位の柔らかさがあります。
豊かな自然環境に恵まれたり、生産者の方々が愛情を込めて肥育しているわけですから、美味しくないはずがないですよね。
普段、黒毛和牛を食べ慣れているグルメ通の方でも亀岡牛肉を召し上がると、またリピートして食べたくなる位の美味しさがあるでしょう。
亀岡牛の特徴が凄い!
現在、京都府亀岡市内で約1200頭の亀岡牛が肥育されていると言われています。
生産数に限りがありますから、主に亀岡市内で流通しているのですが、全国的に人気になるのも時間の問題でしょう。
ただし、年間で他のブランド和牛と比べても、肥育できる数が少ないので、どうしても全国的に流通させるには多大な労力と時間が必要になってくるわけなんですね。
亀岡牛の特徴として、気候変動が激しい四季の中で気温の変化に負けずにたくましく育てられている事が挙げられますから、肉質はとても良いです。
また、亀岡市内では毎年、「亀岡物産フェア」が開催されていて、亀岡牛のステーキ丼やお弁当なども販売されています。
亀岡牛の最高に美味しい部位をご紹介
亀岡牛が、お弁当やステーキ丼の具材として地元では使われている通り、とても地元で愛されている事がわかりますよね。
基本的に、どこの部位を食べても極上の味を堪能できますが、おすすめの箇所は「肩ロース・サーロイン」などです。
肩ロース
牛肉のロースは、2種類あり「肩ロース・リブロース」です。
ビーフの中では、量がたくさんある部位ですね。
その中でも、肩ロースはきめ細かい肉質や柔らかい食感と濃厚な旨味を味わう事ができます。
亀岡牛の肩ロースは、「すき焼き・ステーキ・しゃぶしゃぶ・煮込み料理」など色々な食べ方ができとても美味しいです。
サーロイン
牛肉のロースは、おおまかに分けると2種類なのですが「サーロイン」もロースの仲間と言えます。
そして、サーロインは赤身肉に適度にサシが入っているので、ジューシーで柔らかい食感を味わえる部位です。
亀岡牛のサーロインは、「しゃぶしゃぶ・ローストビーフ・ステーキ・すき焼き」などにおすすめです。
亀岡牛のまとめ
亀岡牛の定義とは、京都府亀岡市内で食肉用に加工された日から遡って14ヶ月以上亀岡市内で肥育された黒毛和種が条件です。
さらに、亀岡市の食肉センターに出荷され食肉加工された枝肉で、亀岡牛枝肉振興協議会から認定されて初めて立派な亀岡牛と言うブランド和牛を名乗る事ができます。
毎年、産地では「亀岡物産フェア」が開催されており、亀岡牛のステーキ丼やお弁当なども販売されています。