牛肉をスーパーやお肉屋で購入する場合、日本の国産和牛と外国産の牛肉が販売されています。
外国産のビーフは、主にアメリカ産の肉が多いですがその背景としては値段(価格)がお手頃な事があげられます。
しかし、日本の国産和牛と比べて外国産の牛肉は筋繊維がしっかりしているのであまり柔らかくありません。
かといって、日本の牛肉なら全て柔らかいのかと言うとそうでもありませんので肉質が固い場合は自宅で食べやすい食感になるように調理が必要です。
今回は、牛肉を柔らかくする多種多様な方法をご紹介!
ぜひ参考にしてみてください。
Contents
牛肉を柔らかくするのはどうして難しい?
牛肉が固い原因(理由)としては、【筋・繊維・水分量】などが関係しています。
育てられてた、牛の筋肉量・脂肪量・血統などがそれぞれ違う為に調理する前から肉質が柔らかくなかったり、調理の仕方・牛肉の焼き過ぎによって水分が失われパサパサで固い食感になってしまう恐れもあります。
例え、上等な牛肉を使用していたとしても肉が固くなってしまうのでプロの料理人以外の人では、失敗してしまう人もいます。
牛肉を食材でトロトロに柔らかくする方法
牛肉を、柔らかくする方法には食材や食材以外の物・調理器具などを使用する色々な調理方法があります。
時間と手間暇は、ちょっとかかりますがお肉が柔らかいほうが、子供や年配の方々が食べやすくなるので喜ばれます。
まずは、食材(具材)を使ってトロトロにする仕方をご紹介します。
牛肉を玉ねぎで柔らかくする調理法
玉ねぎには、【タンパク質分解酵素プロテアーゼ】が多く含まれています。
すりおろした玉ねぎに、お肉の厚さも関係しますが厚い牛肉を半日位を一緒につけて置くと柔らかくなります。
また、玉ねぎにオリーブオイルやサラダ油を少し入れて揉むのも良いでしょう。
そして、牛肉を焼く時にすりおろした玉ねぎを一緒に混ぜて炒めればコク・風味がでて旨味が増します。
牛肉をヨーグルトで柔らかくする調理法
ヨーグルトは、乳酸菌が多く含まれていますので牛肉の繊維を柔らかくしてくれます。
ジップロックなどの袋に、牛肉とヨーグルトを入れて良く揉んで半日ほど寝かせましょう。
その後、袋から牛肉を取り出してキッチンペーパーで綺麗にヨーグルトを拭き取ってあげると柔らかい肉質に変わって食べやすくなります。
ヨーグルトの臭いが気になる人は、牛肉料理を濃ゆい味付けにすれば香りを中和してくれますよ。
牛肉を舞茸(まいたけ)で柔らかくする調理法
舞茸は、香りが強い食材ですのであまり大量に使うと牛肉に臭いが染み込んでしまいます。
舞茸には、【タンパク質分解酵素プロテアーゼ】が含まれていてビーフを柔らかくしてくれる効果があります。
みじん切りにしたり、ミキサーで細かく砕いて水分を加え牛肉にまぶして置くと柔らかくなります。
牛肉を食材以外でトロトロに柔らかくする方法
牛肉を、柔らかくする方法は食材だけとは限りません。
食材(具材)以外でも、ビーフをトロトロの肉質に変えることができます。
特別なものではなく、けっこう自宅に常備されている人も多いですのですぐに調理に取り掛かる事ができるのではないでしょうか。
牛肉を重曹で柔らかくする調理法
まず最初は、牛肉を重曹で柔らかくする調理方法です。
重曹には、炭化水素ナトリウムが含まれておりビーフのタンパク質を分解して柔らかくしてくれます。
例えば、400gの牛肉ですと容器に水250ccほど入れて重曹を小さじ1杯入れます。
次に、重曹水の中に牛肉を入れて1時間ほど漬け込むと柔らかく仕上がります。
※ただし、あまり牛肉を長時間漬け込みすぎると苦くなって食べ辛くなりますので注意しましょう
最後に、ビーフをキッチンペーパーなどで綺麗に拭いて水分をとってからフライパンや調理器具で焼かれてください。
牛肉を炭酸水で柔らかくする調理法
続いて、炭酸水を使用して牛肉を柔らかくする事ができます。
炭酸水には、炭酸水素ナトリウムが含まれているのでビーフのタンパク質を分解してくれます。
ちょっと、お肉に甘味をつけ加えたい場合はコーラでも大丈夫です。
牛肉を、1時間位浸しておけばトロトロに柔らかい状態になります。
もし、自宅になくても最寄りのスーパーで、炭酸水やコーラは手に入れる事ができるので安心ですね。
牛肉を短時間で柔らかくする方法
牛肉を、柔らかくするのに1時間~半日も待っていられない人もいるでしょう。
できるだけ、調理の手間を省いて家事の時間短縮をしたい場合や失敗を防ぎたい人にはもってこいの調理方法です。
せっかく、一生懸命に料理したのに失敗して美味しく食べれなかったら食費ももったいないですし食欲も湧かなくなってしまいますからね。
牛肉を圧力鍋で煮る
まず最初は、圧力鍋を使用して牛肉を柔らかくする調理方法です。
圧力鍋に、水と牛肉だけを入れて圧力をセットして強火で煮ましょう。
煮ている間に、圧力鍋の蓋や取っ手についている安全ロックピンが上がって来たら圧力がかかっている状態です。
その後、弱火にして15分間位置いておきましょう。
そして、1度蓋を開けてお湯を捨てて牛肉を洗います。
もう一度、最初の手順に戻り2~3回ほど繰り返し煮てあげるとトロトロに柔らかいビーフの仕上がりになります。
ビーフだけでなく、色々な料理をつくる際に便利ですので食事のメニューで品数が多い時に使用されるのもおすすめです。
牛肉を叩く・筋を切る
原始的な調理方法ですが、牛肉を叩いたり筋を切ったりするやり方もあまり手間がかかりません。
根本的な事として、牛肉が固いのは肉の筋繊維による部分が大きいので包丁で筋を切ったり肉たたきハンマーなどで叩いてあげると柔らかくなります。
ビーフの裏側・表側の両面をしっかり叩いて筋繊維を壊しましょう。
牛肉を柔らかくする方法のまとめ
基本的な牛肉を柔らかくする方法から、普通とはちょっと違う肉のほぐし方までご紹介してきました。
ほとんど、自宅に置いてある物ばかりですので、家族の人数や料理のメニュー・品数などに合わせてベストな調理方法を実践してみてはいかがでしょうか。