牛すじ料理は最初の下茹でが面倒ですが、一度作っておけばあとはカレーにしたり、醤油や塩味で居酒屋風の煮込みにしたりと重宝しますよね。
和風の牛肉料理も良いですが、残ったソースまで美味しい、牛すじのトマト煮込みはいかがですか?牛すじを下茹でするのも、圧力鍋や炊飯器を使うと手軽です。牛すじのトマト煮なら、野菜と一緒に煮込めば野菜もたくさんとれますよ。
そのまま食べても良いですし、チーズをかけてグラタンにしたり、パスタやオムライスにかけても、パンにもご飯にも合わせられて、作り置きにも最適な牛すじのトマト煮の作り方ご紹介します。
予算目安 1000円 (牛すじの値段による)
調理時間 90分〜150分
牛すじトマト煮の材料
・牛すじ 400g
・玉ねぎ 1個
・人参 1本
・きのこ(しめじなど) 1p
・赤パプリカ 1個
・ホールトマト缶 1缶(約500g)
・おろしにんにく 大さじ1
・塩・コショウ 適宜
・白ワインか酒 1/4カップ
・ビーフコンソメ あれば1個
・ブーケガルニ(あれば) 1p
牛すじトマト煮の作り方
①牛すじはひと口大に切り、沸騰したお湯でサッと茹でて、すぐザルにあげ、流水でアクを洗います。
②鍋にたっぷりの水、(1.5Lくらい)、①の牛すじ、白ワインか酒をいれ、柔らかくなるまで煮込みます。
※そのまま鍋で煮るなら、2時間くらい、途中水がなくなったら足しながら煮込みます。
圧力鍋なら、沸いたら蓋をして、弱火で20〜30分煮たら、圧が抜けおもりが下がるまで待ちます。
最も簡単なのが炊飯器。牛すじと4カップの水、白ワインか酒を入れて炊飯スイッチを押します。
③牛すじを煮込んでいる間に、玉ねぎは皮と根をとって、縦半分に切り、さらに横半分に切って、2センチ幅くらいにざく切り、にんじんはヘタを切り、皮をむいて、ひと口大に切ります。きのこは石づきをとってほぐし、パプリカは半分に切り、ヘタと種をとって2センチ角に切ります。牛すじが煮上がったら、野菜も牛すじの鍋にいれ、塩コショウを振って煮込みます。
④10分くらい煮込んだら、アクをすくい、ホールトマトをつぶしながら入れ、あればブーケガルニとおろしにんにくも入れて30分くらい弱〜中火で時々かき混ぜながら煮込みます。
⑤煮込み上がったら、塩、コショウで調味して出来上がりです。
作り方のコツ
・牛すじは一旦茹でて洗うことで、余計なアクや臭みを洗い流します。牛すじを煮込むのは手間がかかりますから、大量に作っておくと後々楽ですね。
・牛すじの下茹でを圧力鍋でやった場合、工程④のところで鍋に移して、あとは同様に野菜とトマトを入れて煮込みましょう。炊飯器の場合は、そのまま野菜やトマト、にんにくを入れ、塩コショウで調味して、もう一度炊飯モードで一回炊きます。
・炊飯器を使うのは楽ですが、機種によっては使えないものもあるので、説明書に準じて使いましょう。
・野菜は、他にもズッキーニやナス、ジャガイモ、キャベツなどを一緒に煮込むのもおススメです。
・いったん冷ましてからの方が味が落ち着いて馴染みます。多めに作って、冷凍しておくと使い回せて便利ですね。デミグラスソースを足してビーフシチューなどにも活用できます。
・牛すじの茹で汁は、多すぎても捨てないで使い回しましょう。良い出汁が出ているので、とっておけば、そのままラーメンなどのスープのベースに活用できます。
牛すじトマト煮のまとめ
牛すじのトマト煮の作り方ご紹介いたしました。
時間はかかりますが、煮込むだけなので意外と簡単に出来上がるのが魅力ですよね?
一つ一つの工程を丁寧にやることで、雑味なく旨味たっぷりの煮込みができます。水分が多すぎると薄まるので、具がひたひたになるくらいを目安に、多かったら取り除き、少なそうなら足す、を覚えておいてくださいね。
また、煮込めば煮込むほどトマトの旨味が凝縮されるので、温め直すたびにより味わいが深くなっていくのを楽しめます。
時間のある時に、ゆっくり煮込んでおけば、色んなアレンジがきいて重宝するので牛すじのトマト煮、ぜひ挑戦してみてくださいね!