武州和牛と聞いて、どこの産地のブランド和牛かわからない方も多いのではないでしょうか。
武州とは、埼玉県の古い呼び名の一つなのですね。
埼玉県の豊かな自然と、温暖な気候風土で育てられているブランド和牛が武州和牛(ぶしゅうわぎゅう)です。
今回は、武州和牛の基礎知識情報や味・特徴と最高に美味い部位などについてご紹介していきます。
武州和牛とは?
武州和牛は、平成13年に埼玉県がもっと地元のブランド和牛を広めたいとの方針で、武州和牛の素牛となる黒毛和種の生産が開始されました。
そして、平成15年に商標登録されて、全国販売されています。
どんなに、ブランド和牛肉の美味しさが有名になっても、食の安全が保証されていなければ、たちまち武州和牛を含めブランド和牛は風評被害を受ける事になります。
特に、食の安全を守るために埼玉県の生産者は牛の肥育環境や飼料などにも拘りを持っており、安全で高品質な牛肉に仕上げる為に日々努力しているのですね。
そのお陰もあり、現在では高級飲食店で武州和牛の取り扱いがされていて、プロの調理人の舌や目にも留まるほど、肉質の良さには定評があります。
また、徐々に一般家庭にも武州和牛肉が普及するようになってきていますから、将来は全国的に有名になっていく可能性もあるでしょう。
武州和牛の特徴が凄い!
武州和牛の牛肉の美味しさの鍵を握っているのが、一つに餌への拘りがあります。
生産者は、トウモロコシを多く配合しているオリジナルブレンド飼料を与える事で、牛に十分な栄養を摂らせながら、かつストレスを溜めないような飼育環境を整えています。
ですから、武州和牛の牛肉の肉質は、サシ(霜降り)がバランス良く配合されていて、弾力が柔らかくきめ細かい霜降り肉と言うのが特徴です。
生産者が最も重要視している事は、武州和牛の肉質の柔らかさや上質な脂身が出来るように仕上げる事です。
本物の黒毛和牛の旨さを、消費者に提供をする事だけに生産者は一生懸命に取り組んでいるので、悪評判のない優れた特徴を持ったブランド和牛が誕生しています。
いずれは、和牛オリンピックなどで活躍してくれる銘柄のブランド和牛になる事でしょう。
日本の和牛の生産者のように、飼育環境・飼料・食の安全など事細かに気を配っている国は、外国の生産者に少ないのではないでしょうか。
それだけ、日本の生産者達はブランド和牛の生産に誇りと愛情を持っているという事ですよね。
武州和牛の味が凄い!
武州和牛肉は、サシ(霜降り)がバランス良く入っているので、赤身と脂肪の割合が絶妙な部位が多いです。
ですから、肉質も柔らかく特に運動量が少ない箇所の牛肉は、口に入れた時にあっという間に溶けてしまう位の食感です。
そして、武州和牛肉を噛めば噛むほど、深い味わいを堪能する事ができるので、何度も口に運んでしまう位の美味しさがあります。
すでに、高級飲食店でプロの料理人が仕入れて提供している位ですから、武州和牛の肉質と味の良さは高級食材として認められているのですね。
生産者が、牛に与える餌に拘って、栄養と旨さがある飼料を与えていますから、牛肉の肉質が悪くなるはずはないですよね。
その美味しくて栄養満点の餌を食べている武州和牛を、今度は、私達が頂くわけですから極上の味を堪能できる事に繋がっているのです。
武州和牛の最高に美味い部位はどこ?
武州和牛を含め、ブランド和牛はどこの部位のお肉を食べても絶品の味を堪能する事ができます。
ですが、特におすすめの部位があり「肩三角・サーロイン」です。
肩三角
肩三角とは、ウデ肉の事です。
武州和牛の肩三角は、あまりサシ(霜降り)は入っていませんが、肉質が柔らかく濃厚な赤身肉の旨みを味わう事ができます。
サーロイン
サーロインは、鮮やかな赤身肉の中に、柔らかくきめ細かいサシが入った牛肉です。
背中から腰周辺の部位の牛肉の事で、ビーフの王様とも呼ばれています。
武州和牛のサーロインは、特に、舌触りに上質な脂肪の香りが絶妙に溶け合い極上の美味しさを味わう事ができます。
武州和牛のまとめ
武州和牛とは、埼玉県で生産されている黒毛和種になります。
武州は、埼玉県の古い地名の呼び名で平成13年に武州和牛の仔牛が肥育されるようになり、平成15年に商標登録されてる歴史があります。
肉質は、サシ(霜降り)がバランス良く入っていて、きめ細かく柔らかみがある霜降り肉が特徴です。
生産者は、トウモロコシを多く含んだオリジナル飼料を牛に与えたり、飼育環境に拘りを持っているので、味も食感も極上の美味しさを堪能する事ができます。