こっくり甘じょっぱく煮込まれた肉じゃがは、ほっとする味の代表ですよね?
牛肉の旨味が染み込んだじゃがいもを頬張ると、じんわり温かい気持ちになります。
煮込むだけの料理なので手軽にできそうですが、煮崩れたり味が染みなかったりと、失敗しやすい料理ですよね。
実は、きれいに煮上げるにはちょっとしたコツが必要なんです。
そのポイントに気をつければあとは放っておいてできる料理なので、是非気軽にトライしてみてくださいね。
予算目安 800円
調理時間 40分
材料
牛肉300g (こま切れ、切り落とし、バラ肉など)
じゃがいも Mサイズ 4個
人参 1/2本
玉ねぎ 1個
スナップエンドウ 1p(8本)
サラダ油 大さじ2
出汁(水でも、水+だしの素でも可) 4カップ
酒 100cc
みりん 100cc
醤油 120cc
砂糖 大さじ3
作り方
① じゃがいもは皮をむいてて1/4にカット、人参は皮をむいて乱切り、玉ねぎは皮をむいて、根っこを取り除き、縦に半分、さらに横に半分に切って、3センチ角くらいに四角く切ります。スナップエンドウはヘタと筋を取ります。
② 鍋にお湯を沸かし、スナップエンドウを20秒ぐらい茹で、ざるにとっておきます。その後の残ったお湯に牛肉を入れ、箸でしゃぶしゃぶしてほぐし、すぐざるにあげます。
③ 鍋に油を入れ、切ったじゃがいも、人参、玉ねぎを入れて火をつけ、中火で玉ねぎが軽く透き通るくらいまで3〜5分炒めます。
④ ③に出汁、酒、砂糖、醤油を入れ、上に②の牛肉を乗せます。中火で沸かし、アクを取ったら、弱火にします。
⑤そのままキッチンペーパーなどで落としぶたをして、じゃがいもにスッと竹串が通るくらいまで30分ぐらいことこと煮込みます。20分ぐらい経ったところでみりんを加えましょう。
⑥ 煮込み上がったら、火を止めて、いったん30分くらい冷ましてから食べる直前に温め直すと、味がよく染みます。器に盛り、スナップエンドウを飾ります。
作り方のコツ
・牛肉をさっと茹でてから煮込むことでアクが少なくなります。
・じゃがいもは、メークインだと煮崩れにくいので煮物むきです。男爵芋やキタアカリは芋本来の味やホクホク感がありますが、煮崩れてドロドロになる可能性もあります。
・調味料で煮込むことで、火を入れながら味を付けやすくしています。また、茹でてから煮込むより煮崩れにくいです。
・煮物は、煮込んでから冷めていく過程で具材に味が染み込み、なじみます。いったん少し冷ましてから、食べる直前に温め直すことをおすすめします。
・みりんは照りツヤ出しや煮崩れしにくくさせる働きがありますが、肉を固くしやすいので、仕上げの方に時間差で加えています。
・工程④の煮込むところを炊飯器に入れて炊飯スイッチをいれ、一回炊きするだけで簡単に煮込むことができます。
・じゃがいもをぐつぐつと絶対煮立たせ続けないこと。気泡や具材の摩擦で煮崩れるので、煮汁が沸いたら、弱火にしてじっくり煮込むことが大事です!
まとめ
牛肉を使った肉じゃがのコツについてご紹介しました。
豚肉の肉じゃがも美味しいですが、牛肉で作るとなんといってもお肉の旨味が違いますよね!
牛肉をさっと茹でてから煮込むこと、調味料と出汁を合わせた汁で煮込むこと、煮立たせすぎないこと、じゃがいもの品種にこだわること、煮えたらいったん冷ますこと、その程度で失敗せずに味のしみた肉じゃがができるのです!
また、炊飯器を煮物に有効活用するのもおススメです。
もし、今まで煮物に苦手意識を持っていた方はこのコツを大事にして、気軽に挑戦してみて下さいね。