日本では四季折々の挨拶をする風習があり、暑い夏の挨拶と言えば「お中元」です。
普段お世話になっている人や目上の人に日頃の感謝や健康を願う気持ちを形にしたもので、言わばコミニティーツールとなっています。
では、2023年のお中元はいつからいつまででしょう?
地域によってお中元を贈る期間が違うのはご存知でしょうか?
ギフトの種類も多様化されているため、何を贈ろうか迷っているうちに期間が過ぎてしまったなんてことも。
お中元を贈る際の各エリアの期間やマナー、期間が過ぎてしまったときの対処法についてまとめました。
Contents
お中元って何?
そもそもお中元とはなにか?
普段お世話になっている人や目上の人に日頃の感謝を込めて贈り物をするという、夏のご挨拶です。
お中元は中国の風習が由来と言われています。
中国の代表的な宗教である道教では、「三元」と称した節目の日があり、1月15日が「上元」、7月15日が「中元」、10月15日が「下元」とされ、先祖にお供え物をして身や心の汚れを清める教えがあります。
そのうちの「中元」に行われていた祭りに仏教の盂蘭盆会(「うらぼんえ」亡くなった方や先祖を偲ぶための仏教行事)が混ざり、厄払いや先祖の霊を供養する日にされるようになったことから、お盆に親類や先祖へ日頃の感謝に贈り物を贈る習慣へと発展し、現在の形の風習になりました。
2023年のお中元の時期はいつ?
では、2023年のお中元の時期はいつからいつまででしょう?
「お中元は7月〜8月に贈るもの」というイメージがある人もいるのではないでしょうか?
お中元を贈る時期は地域によって微妙に異なります。
贈る相手の住まいや地域に合わせた適切な時期に贈ることで、さりげなく心遣いやマナーを見せられるとともに、感謝の気持ちもより伝わりやすくなります。
北海道地方
北海道地方の2023年のお中元の時期は7月15日(金)〜8月15日(月)です。
全国的なお中元の時期である7月15日を目安にすると良いでしょう。
関東地方と比べると、1か月ほど期間が長いです。
遠方から配送する場合、日数が掛かる可能性があるため余裕をもって準備をしましょう。
東北から関東地方
東北から関東地方の2023年のお中元の時期は7月1日(金)~7月15日(金)です。
約2週間と期間が短いため、気を付けて準備をしましょう。
東京や神奈川などの首都圏では、お中元の期間が短く配送が集中しやすいことから年々お中元を贈る時期が早まっている傾向にあり、6月末ごろから始まるところもあります。
東北から関東地方へお中元を贈る際は、早めに準備しておくと良いでしょう。
北陸地方
北陸地方の2023年のお中元の時期は7月1日(金)~7月15日(金)です。
しかし、北陸地方は地域によって贈る時期が異なります。
富山県などは北海道地方と同じく7月15日〜8月15日に贈られることが多いようです。
また石川県は地域によって異なり、金沢市では7月1日~7月15日、能登地方では7月15日~8月15日に贈るようなので注意が必要です。
贈り先の住所を確認し、その地方ごとの時期に合わせて贈るようにしましょう。
東海から四国地方
東海から四国地方の2023年のお中元の時期は7月15日(金)~8月15日(月)です。
比較的幅広い期間で認識されていますが、お中元を贈る時期がもっとも早い北陸から関東地方の影響を受けて、年々贈る時期が早まっている傾向にあります。
九州地方
九州地方の2023年のお中元は8月1日(月)~8月15日(月)です。
国内でもっともお中元の時期が遅いエリアです。
関東や東北などと比べるとほぼ1か月もズレがあり期間も短いため、贈り忘れや日程の間違いなどがないように気を付けましょう。
九州地方のお中元の時期も他地域と同様に早まっている傾向にあるため、忘れる前に早めに準備しておくと良いでしょう。
沖縄地方
沖縄地方の2023年のお中元の時期は8月10日~8月12日です。(旧暦カレンダー参照)
旧暦の7月13日~7月15日が基準となっています。
沖縄の行事は旧暦に行われることが多いことから、新暦に変換すると毎年日付が変わるため、お中元の時期も年によって時期が変わります。
沖縄地方へお中元を贈る際は、このように旧暦カレンダーで調べて日程を確認してから準備をしましょう。
お中元の時期がエリアによって異なるのはなぜ?
日本の風習として受け継がれているお中元ですが、地域によってその時期が異なるのはなぜでしょうか。
それは、地域によってお盆の時期が違うからです。
お中元はもともとお盆に親類や先祖へ日頃の感謝に贈り物を贈ることから発展したものですから、地域のお盆の日に合わせて贈り物をするのがお中元のマナーのひとつです。
2023年お中元の時期が過ぎてしまった場合
基本的には上述した各地方の期間内に合わせて贈るのがお中元のマナーです。
もし、手配が間に合わなかったり時期が過ぎてしまった場合は、「暑中見舞い」や「残暑見舞い」として贈ることができます。
それには関東地方と関西地方によって違いがあります。
関東地方の場合、7月15日(金)を過ぎてしまったら8月の立秋(8月7日(日))までは「暑中見舞い」、それ以降は「残暑見舞い」として贈るようにしましょう。
関西地方の場合、8月15日(月)を過ぎてしまった場合はすべて「残暑見舞い」として贈るようにしましょう。
ただし、「残暑見舞い」として贈る場合でも8月中に届くようにするのがマナーです。
2023年のお中元で迷ったらみんなが喜ぶ「牛肉」が鉄板!
お中元といっても、さまざまな商品がありますよね。
ですが、どうせ贈るなら万人受けするものを選びたいと思うものです。
でしたら、牛肉はどうでしょうか?
牛肉であれば贈られて嫌と思う人はかなり少ないですし、むしろ特別感がありますし、他人と被らないためおすすめですよ。
ミートマイチク
ミートマイチクは、但馬牛や三田和牛を中心に取り扱っている通販サイトです。
但馬牛はあまり聞きなれないブランドかもしれませんが、もとは神戸牛や松阪牛の親と言われているれっきとした高級和牛です。
その但馬牛や三田和牛を格安で購入できるのが、ミートマイチクです。
肉贈
肉贈は、牛肉のギフト関連に特化した通販サイトです。
決して値段は安くはありませんが、どれも贈り物には申し分ない牛肉しか置いていないため失敗はありえません。
大切な人や会社宛てにお中元を贈られる場合は、肉贈でしたら間違いありませんよ。
良肉問屋
良肉問屋は、「良い肉に出会えるお店」をキャッチコピーにしている通販サイトです。
牛肉だけではなく、豚肉や鶏肉などさまざまな肉を取り扱っている、という特徴があります。
ですが、お中元ということもありなるべく見栄えの良い牛肉を選択してあげることをおすすめします。
神戸牛・黒毛和牛 きた松
きた松は、神戸牛や黒毛和牛をメインに取り扱っている通販サイトです。
種類も豊富で、すき焼きやしゃぶしゃぶ、ステーキなど、お中元では絶対に失敗しない高級な牛肉だけを取り揃えています。
年中無休ということもあり、いつでも気軽に注文できるのがきた松のいいところでもありますよ。
肉工房 志方
肉工房志方は、贈答用や家庭用に高級な国産牛肉を取り扱っている通販サイトです。
さまざまな牛肉が販売されており、タイミングによってはセールで安く購入できる場合があります。
商品によっては送料無料対応をしているため、チェックしてみてください。
神戸牛 松良
松阪牛を1頭仕入れており、業界最安値に挑戦している松良。
松良は楽天が公式に専任した経験豊富な店舗として営業していますので、安心度はかなり高いと言えます。
とくにお中元のようなギフトものは、品質が重要ですから松良であれば絶対に間違いない牛肉が届けられますよ。
2023年お中元のまとめ
お中元は大切な相手に贈らないといけないため、適当なものは選べません。
とくに通販のような目で見て触ることができないため、余計に品質は重視しなければなりません。
国産和牛であれば、そもそも失敗するどころか意外に他人と被りませんし、ほとんどの人が喜んでくれるためお中元は牛肉を選んでみてはいかがでしょうか。