牛肉を安全に食べる為には、生食いを避けたり加熱処理をする事が大切です。
ですが、【寄生虫・食中毒・病原菌】などの繁殖は100%防ぐというのは難しいのが現状です。
そして、人間の手・指や食品などを通して食中毒の原因として多いのが【ノロウイルス】に感染する事です。
目には見えないので、とてもやっかいですよね。
ノロウイルスの症状に襲われる前に、予備知識を理解しておくだけでも今後、ノロウイルスに感染した時に落ち着いて対処できるのではないでしょうか。
今回は、牛肉のノロウイルス症状について後悔する前に知っておきたい真実についてご紹介します。
Contents
牛肉のノロウイルスの原因
現在、牛肉を食べてノロウイルスに感染しても有効なワクチンや治療法はありません。
しかも、一度、ノロウイルスの症状に襲われてしまうと再び感染もしてしまいます。
ですので、感染しないように未然に防ぐ事が大切になってきます。
牛肉のノロウイルスに感染してしまう原因としては、きちんと消毒されていない人間の手・指などや元々ビーフに繁殖している病原菌を介して私達の体内に入る事で発症します。
ノロウイルスは、人間の腸管のみ(小腸粘膜の上皮細胞)で増殖していく事で、ドンドン感染力が増してきてウイルス10個位でも発症してしまうほど感染力がとても強いのです。
その為、ノロウイルスにかからないように予防に気をつけていたとしても、いつの間にか感染していたという事もありますので注意が必要です。
食中毒が発生しやすい季節は、【10月~4月】にかけてが最も多いですので今の時期は特に注意した方が良いでしょう。
牛肉のノロウイルス症状とは?
牛肉のノロウイルス症状に襲われると、【吐き気・腹痛・下痢・発熱】などに襲われ数日~何週間も体調不良に悩まされます。
個人個人によって、出る症状は様々ですが特に身体の免疫力が低い小さい子供や高齢者の場合は重い症状を引き起こす事もあります。
ノロウイルス症状は、人間の腸内でバイ菌・ウイルスが増殖した事で胃腸機能が低下しますが、吐いたり下痢などを繰り返す事によって菌が体外に排出されますので徐々に症状も回復していく人がほとんどです。
ですが、現在、有効な治療法がないのはとても怖いですよね・・・
最悪の場合は、長時間の下痢や嘔吐が続くことで脱水症状を引き起こし重症になると命を落とす危険性もあるのです。
せっかく、美味しい牛肉料理を食べた後にノロウイルス症状に襲われて吐いてしまうのももったいないですが、我慢をしているのはとても危険ですので体外に出した方が安全です。
また、高級な牛肉だから大丈夫だろうと思ったり、今までビーフをたくさん食べてきたけどノロウイルスに感染していないので安心だと思い込んでしまうのも良くないです。
例え、高級なビーフで鮮度抜群のお肉でも【寄生虫・食中毒・病原菌】は目には見えないですし、急に誰でもノロウイルス症状に襲われる危険性があるのです。
牛肉料理の生食は危険!
ノロウイルスは、人間の体内でしかたくさん繁殖していかないので牛肉を食べる前に生食いしたり、加熱処理不足などをしないようにする事が大切です。
ノロウイルスを含め、寄生虫・病原菌などが、ビーフに付着していても【85~90℃で約90秒間】位で火を通してあげるとほとんど消滅させる事ができます。
ですので、牛肉の生食いは後々体調不良に悩まされる危険性が高いのです。
つまり、牛肉の生食いをしている方はノロウイルスに侵されるリスクが高くなりやすいので、できるだけ生の状態で食べるのは止めたほうが安心です。
ビーフだけに限らず、食品全般、生の状態で食べるという事は【寄生虫・食中毒・病原菌】にかかりやすくなるので気をつけましょう!
現在、牛肉の部位の中で生食いが禁止されている箇所が【レバー】という内蔵部分があります。
特に、内臓系は食中毒の危険性が高い部位ですので安易に生の状態で食べないほうが良いです。
後々、ノロウイルスの治療代や身体の健康被害の影響を考えると、時間とお金のどちらとも浪費してしまう事になりますのであまりリスクのある食べ方をしない方が安心です。
ですので、できるだけ自宅での牛肉料理の生食いを避けて、どうしても生の牛肉を食べたい場合は焼肉屋やレストランなどで、プロの調理人が調理してくれた牛肉料理を食べられた方が安心です。
牛肉のノロウイルス感染を防ぐ為の注意点!
牛肉を食べて、ノロウイルス症状に悩まされないようにする為には菌を体内に侵入させないようにする事を心がけて下さい。
また、風邪や病気などの時には、完治するまではできるだけ牛肉料理を食べないようにするようにしても良いでしょう。
焼肉屋やレストランなどでは、ビーフ料理を提供する時は鮮度が保たれたお肉できちんと衛生状態も管理しているのでほとんど安心です。
危ないのは、自宅で牛肉を調理して食べた時に牛肉の鮮度や保存状態が悪く、ノロウイルス症状に襲われるケースが多くなります。
ですので、牛肉のノロウイルス感染を防ぐ為には以下の注意点を心がけて下さい。
・食材を扱う前にうがい手洗いを入念にする
・牛肉を【85~90℃で約90秒間】ほど加熱処理する
・調理器具を消毒し清潔に保つ
・ビーフの生食いを避ける
・ノロウイルスに感染した人や排出物に接触をしない
牛肉のノロウイルス症状に突然襲われたら治療法は?
突然、牛肉のノロウイルス症状に襲われてしまったら病院で適切な治療が必要です。
現在は、ノロウイルスに対する効果的なワクチンや治療法はないので、病院で症状を和らげる処置をしてもらう事になります。
下痢や嘔吐などで、脱水症状が酷いときには病院で輸液などをしてもらう必要がありますし、下痢止めの薬などを処方して貰わないといけません。
自宅で自力で治そうと考える方もいるかと思いますが、私はおすすめしません。
なぜなら、家族で生活をしているとノロウイルスに感染した人の嘔吐・下痢などの排出物から健康な人にも感染したり、牛肉料理を食べた人も時間差でノロウイルスにかかってしまう恐れもあるからです。
なので、2次感染を防ぐためにもノロウイルスに感染してしまったらすぐに病院に直行する方が安心です。
ノロウイルスは、感染力も強いので命を脅かす危険性もありますから決して甘く見ないほうが良いです。
牛肉のノロウイルスのまとめ
いかがでしたでしょうか。
牛肉を食べて、ノロウイルスを発症してしまうと現段階では有効な治療法が確立されていませんので感染しないように予防をする事が大切です。
その為には、ビーフをきちんと加熱処理したり、食事をする前に手洗いウガイなどをして消毒をしてから牛肉料理を食べるようにしましょう。
そして、できるだけ自宅でのビーフの生食いは避けたり、どうしても生の状態で食べたい方は焼肉屋・レストラン等で安全に調理されたお肉を召し上がった方がリスクを減らせると思います。