秋田錦牛とは?味・特徴が魅力的!秋田牛と違いがある?
秋田県で有名な、ブランド和牛と言えば「秋田錦牛(あきたにしきぎゅう)」です。
1975年以降に、日本一の和牛と証明され1999年に商標登録されています。
黒毛和牛の中で、厳選された審査に合格した牛だけしかブランド和牛の価値を貰えないので、様々な条件をクリアする必要があるのです。
今回は、秋田錦牛の基礎知識情報や味・特徴と普通の秋田牛と何か違いがあるのかなどについてご紹介していきます。
秋田錦牛とは?
秋田県産の和牛は、他にも種類がありますが、その中でも秋田錦牛は、とりわけ肉質が良く脂肪と筋肉がバランス良く混合した霜降り肉が絶品の旨さです。
立派な秋田錦牛と名乗るには、肉質格付けランクの歩留等級がAもしくはB、肉質等級が3以上である事や、全国和牛登録教会による子牛登記書に記載されなければいけません。
昭和50年代までは、まだまだローカルな人気で、主に秋田県内でしか販売されていませんでしたが、1999年に商標登録されると、あっという間に全国展開するようになりました。
なぜ秋田錦牛と呼ばれているのかと言いますと、昔、牛肉の肉質が日本一と言われた「栃錦号」にちなんで付けらたと言う由来があります。
秋田錦牛とは、生後25ヶ月以上の年月をかけて生産者が、飼料や飼育環境に拘り一生懸命に愛情を注いで育てられた最高の品質を誇るブランド和牛なんですね。
秋田錦牛の特徴が魅力的!
秋田県の気候風土は、東北地方ですから冬になると雪が降り気温もとても低い地域です。
厳しい自然環境でたくましく育てられた、秋田錦牛は牛肉に甘みがあるのが特徴です。
また、生産者が餌にも気を配る事でボリューム感たっぷりの肉質を保つことができているのも、美味しさの秘訣でしょう。
味良し、香り良しで非の打ち所がないほど、最高級のブランド和牛と言っても過言ではありません。
ブランド和牛として認められるには、肉質の格付けランクもそうですが、飼料の産地や添加物の有無などをしっかりと記載された書類を提出しなければいけないので、ただ黒毛和種を育てれば良いというものではないのです。
秋田錦牛の特徴の魅力を知った上で、秋田錦牛肉を召し上がって頂くと、より深い味わいを堪能できる事に繋がるでしょう。
秋田錦牛の味が魅力的!
秋田錦牛は、脂肪と筋繊維がほどよく配合されたサシが、特に甘さと柔らかさがありますので、一口食べれば舌の上でトロける位の食感です。
牛肉の色は、淡く赤めいていて、肉質がきめ細かいので味にも深みがあり、ハマってしまう人も多いです。
外国産の輸入牛肉を食べ慣れている人は、秋田錦牛肉を食べるとあまりの美味しさにビックリするのではないでしょうか。
ステーキ・焼き肉・しゃぶしゃぶ・鍋料理などなど、秋田錦牛肉は何の調理法でも、味に甘みがありますから深い味わいを堪能できます。
格付けランクの肉質等級は、最高5なのですが、立派な秋田錦牛と言うブランド和牛に認定されるには肉質等級が最低でも3以上となっています。
そして、肉質等級が3の秋田錦牛肉でも十分、脂肪と筋肉が混ざりあった霜降り肉を含め、各部位の味はとても美味しいです。
さらに、極上の味を堪能したい方は、肉質等級4、5の秋田錦牛肉を食べて見てください。
グルメ通の人であれば、格付けランクの細かな味の差に気づく事ができるかもしれません。
それほど、肉質の格付けランクによって、さらに洗練された深い味わいを堪能する事ができるのですね。
秋田錦牛と秋田牛とは違いがある?
秋田錦牛は、秋田県内でも有名なブランド和牛ですが、県内には他のブランド和牛もいます。
ですから、秋田牛と言っても一言で秋田錦牛の事を言っているわけではありません。
その他に、秋田県で有名なブランド和牛の代表格と言えば「かづの牛」が挙げられます。
南部牛とショートホーン種を掛け合わせて誕生したブランド和牛です。
この様に、秋田錦牛と秋田牛とは違いがありますので、秋田県内には色々な名前のブランド和牛が生産されていると言う事になります。
他県でも、秋田錦牛と秋田牛とは違いがあるように、複数のブランド和牛が生産されている地域もあるので注意しましょう。
秋田錦牛のまとめ
秋田錦牛とは、秋田県で肉質格付けランクの歩留等級がAあるいはB、肉質等級が3以上である事や、全国和牛登録教会で子牛登記書に登録された生後25ヶ月以上のブランド和牛の事です。
その肉質は、脂肪と筋肉がバランス良く混ざりあった霜降りにくが、特に、一口食べるだけで舌の上で融解し、牛肉に甘さと柔らかさがあり深い味わいを堪能する事ができます。
秋田県内では、秋田錦牛だけではなくかづの牛や三梨牛など他の名前のブランド和牛も飼育されていますので、秋田牛と呼ばれれる牛の全てが秋田錦牛の事を指しているわけではないので注意しましょう。