群馬県は利根川と言う、とても綺麗な水源があり豊かな自然環境の中で育てられている黒毛和牛が上州和牛です。
この上州和牛は、海外にも輸出されていて【カナダ・メキシコ・アメリカ・シンガポール・香港・ベトナム・EU諸国・マカオ・タイ】などで人気のブランド和牛です。
世界的にも有名な上州和牛は、どこにそれほどの魅力があるのでしょうか。
上州と言う名称は、江戸時代までの群馬県地域の名前だった上野国(こうずけのくに)の別称から来ています。
今回は、上州和牛の定義や味・特徴と最高に旨い部位などについてご紹介していきます。
上州和牛の定義とは?
平成19年に、商標登録された上州和牛ですが、群馬県で生産が始まったのは明治時代初期だと言われています。
群馬県には、水質がとても良い利根川や、赤城山・榛名山・妙義山などの山々に囲まれており、その中で丁寧に肥育された牛が上州和牛です。
現在は、世界的にも有名になったブランド和牛の成功銘柄とも言えますね。
また、東京にもたくさん流通していますから、最先端の流行を生み出す東京都民の舌にも受け入れられているのです。
全農群馬県本を中心に、肉牛肥育農家の協議会で上州和牛の肉質の良さが高く評価されてもいます。
群馬県で産まれても、他の県で肥育された牛は上州和牛と名乗る事ができないので、100%純粋な群馬県産の牛になります。
上州和牛の特徴が凄い!
上州和牛は、大自然の中で放牧され肥育していますから、運動量が多くしっかりと筋肉質な牛肉に仕上がります。
身が引き締まった赤身肉は、さっぱりと味が特徴で、ほどよく脂肪もついているので濃厚な旨みを味わうことができるでしょう。
ブランド和牛は、全国各地で色々な銘柄がありますが、とりわけ上州和牛は、たくさん食べても飽きが来ないほど美味しいと言われており、何度も食べているリピーターも多いです。
その旨さの秘密には、和牛とホルスタイン種との間に産まれた交雑種の上州牛は、色々な感染症に強く、身体も丈夫なので良質な牛肉になります。
上州和牛の味にお肉好きも絶賛!
上州和牛の味の美味しさは、牛肉の上質な脂と赤身から生まれる柔らかい食感と旨みから来ています。
日本人の舌だけではなく、世界各国の外国人の舌まで魅了するブランド和牛です。
日本では、有名なブランド和牛だけど世界的にはまだまだ知られていない和牛もたくさんいる中で、上州和牛が海外で人気なのは凄い事ですよね。
上州和牛の定義として、商標登録されたのは平成19年とそこまで古い歴史ではありませんが、すでに群馬県では明治時代から食用牛として生産されていたので、当時から上州和牛の味の美味しさに定評があったから現在まで、トップレベルの肉質の良さと濃厚な牛肉の味が脈々と受け継がれているのでしょう。
また、生産者が餌・飼育環境・気候風土など色々な事に気を配って上州和牛を育てているのも、極上の味を引き出す要因と言えます。
上州和牛の最高に旨い部位はどこ?
基本的に、ブランド和牛はどこの部位でも美味しいので、上州和牛でも同じ様に言えます。
ただ、牛肉には希少部位と言うものがあり、1頭の牛からあまり量を取る事ができません。
なので、値段的にも高価になりますが、その味は部位の中でもお最高の美味しさを味わえるので、牛肉を食べ慣れているお肉好きの方でも絶賛するほどです。
その中で、特におすすめの部位は【ヒレ肉・イチボ】です。
飲食店舗でも、あまりメニューに載っていないお店も多いのですが、それはあまり量が取れなくて流通していないからなのですね。
ヒレ肉
上州和牛のフィレ肉(ヒレ肉)は、とても柔らかく赤身肉で、脂肪も少しのっています。
牛1頭から、わずかしか取れない希少部位ですから、最高級の牛肉です。
肉質が、とても柔らかいので子供からお年寄りの方まで、安心して食べる事ができお肉本来の旨みがギュッと凝縮されていますから、とても美味しいです。
イチボ
イチボの部位は、聞き慣れない食べ慣れていない人もいると思います。
こちらも希少部位ですので、あまり流通はしていません。
ですから、精肉店や飲食店で働いている人達以外は、あまり知られていない部位でもあります。
イチボは、もも肉の一部で、お尻付近の牛肉です。
もも肉の中でも、霜降りが多めで肉質がキメ細かく、独特の食感がありますが柔らかくてとても美味しいです。
上州和牛のまとめ
上州和牛の定義とは、群馬県内で明治時代初期から生産されている牛で、平成19年に商標登録されたブランド和牛です。
利根川や、赤城山・榛名山・妙義山などの、豊かな自然環境の中で肥育されており海外でも人気が高いです。
牛肉の美味しさの秘密には、和牛とホルスタイン種との間に産まれた交雑種として、上州和牛が育てられているので病気に強く、身体も頑丈なので肉質が良質な牛肉になります。