牛肉の栄養素について、世間的に知られているのがタンパク質ではないでしょうか。
他にも、ビタミン・鉄分・セロトニン・L-カルニチンなど私達の身体にとても良い影響を与えてくれる栄養もたくさん含まれています。
ですが、ビーフに含まれているタンパク質は筋肉を作る元になる位という効果しかしらない方も多いのではないでしょうか。
また、牛肉の部位の中で一番、タンパク質が多く含まれている部分を知っている方も少ないので知っておくとダイエットや筋トレをする人などは、さらに健康的な身体をつくれるようにもなります。
牛肉には、たくさんの栄養があるのはちょっと意外にも思えますよね!
今回は、牛肉のタンパク質についてお肉の専門家が今更聞けないビーフの真実をご紹介していきます。
Contents
牛肉に含まれるタンパク質の種類
牛肉に含まれているタンパク質は人間にとても必要な栄養素です。
人間の細胞形成に必要な成分のタンパク質は、約20種類のアミノ酸でできていますが、その中の必須アミノ酸と呼ばれる9種類の成分は人体で作る事ができません。
なので、食物から摂取しなければいけませんが、ビーフには【動物性タンパク質】という人間の体内で作る事のできない必須アミノ酸がバランス良く含まれています。
タンパク質は、人間の骨・血液・筋肉をつくる元になり疲労回復効果もあります。
そして、人間は運動負荷が強い運動を行うと筋肉が分解されて修復してさらに筋肉が増量されるサイクルがあります。
その時に、必要な栄養素がタンパク質なんですね。
適切な量のタンパク質を摂取する事で、筋肉がつくられますが不足してしまうと筋肉量が増えなかったり、血液・骨などにも悪い影響がでて骨折や貧血の原因になったりします。
なので、食べ物を食べる時はカロリーだけではなく栄養面についても気にしていたほうが、健康的な肉体を維持する事にも繋がりますので大切です。
牛肉のタンパク質の効果
牛肉に含まれている、たんぱく質は人間の体内で合成できない必須アミノ酸が多くバランス良く含まれていますのでビーフから、タンパク質の栄養を摂るのはおすすめです。
他にも、色々な栄養素が牛肉には含まれていますが、タンパク質含め他の栄養素も別の食材から摂取する事ができるので、牛肉から栄養を摂るのはそこまで拘らなくても良いでしょう。
ですが、牛肉にはタンパク質が豊富に含まれている事は間違いないですから、タンパク質の栄養はビーフから主に摂取するのも良いですね。
牛肉のタンパク質の効果は、疲労回復効果や筋肉をつくったりする事ができます。
あまり運動をしない人は、タンパク質の重要性は感じないかもしれませんが、ダイエットや筋トレ中の方は意識するのではないでしょうか。
筋肉量がアップする事で、太りにくい身体になりますから長期的に見ればダイエット効果もあります。
ただ単に、自分の好きな牛肉の部位ばかりを食べていては、カロリーも気にしないと意味がなくなってしまいます。
なので、牛肉を食べる時はできるだけ、高タンパク低カロリーの部位のお肉を食べる事を意識してみましょう。
牛肉のタンパク質が一番多い部位は?
牛肉に含まれるタンパク質は、部位によって多少の含有量のバラつきがあります。
できるだけ、摂取カロリーを抑える為にもタンパク質が多い部位を食べるのがおすすめです。
かと言って、食べ物から摂る栄養はタンパク質だけ積極的に摂取するのは身体に良くありません。
ビーフだけではなく、色々な食材を食べてビタミン・ミネラル・セロトニン・鉄分などの栄養素もバランス良く摂取する事が健康的な身体をつくるには大切です。
なので、バランスの良い食生活を心がけていきましょう。
牛肉ばかりの食事を、毎週のように食べて偏食するのは健康状態に悪い影響を及ぼしてしまう恐れもありますので。
牛肉のタンパク質が一番多く含まれている部位は【レバー】になります。
いわゆる、牛の内臓の部分ですね。
牛の肝臓は、牛肉の部位だけではなく食材の中でもかなり栄養価が高いですし、タンパク質の他にビタミン・鉄分なども豊富に含まれています。
ヘム鉄という鉄分やビタミン12は、血液中のヘモグロビンの生成を補助してくれる働きがあるので貧血に効果的です。
牛のレバーには、【病原菌・寄生虫】が潜んでいる可能性が高いので、加熱処理をして食べてください。
そして、生食いは禁止されているので絶対にしないようにしましょう。
牛肉の赤身肉でタンパク質が一番多い部位は?
牛肉の赤身肉には、タンパク質が多く含まれていてミネラルも多く含まれています。
先程、ビーフのレバーが一番多くタンパク質が含まれているとお伝えしましたね。
確かにレバーには、たくさんタンパク質が含まれている部位になりますが、内臓肉になりますのでどうしても味が独特です。
そのため、なかなか好んで食べる人は少ないでしょう。
その点、牛肉の赤身肉の方が美味しいと思いますので食べる機会も多いのではないでしょうか。
牛肉の赤身肉でタンパク質が一番多い部位は【もも肉】になります。
モモ肉は、高タンパク低脂質のお肉ですので、たくさん食べても太りにくいです。
なので、たんぱく質の摂取を意識している方は赤身肉のもも肉を食べられる事をおすすめします。
牛肉のタンパク質は加熱処理すると失われる?
牛肉に含まれている栄養素のうち、ビタミン・鉄分・セロトニン・L-カルニチン・ミネラルなどの成分は加熱処理をしてしまうとほとんど栄養が失われてしまいます。
たんぱく質の質は、火を通すと栄養が失われるというわけではなく成分が変化を起こします。
牛肉を煮込んだり、長時間、加熱処理をするとタンパク質であるコラーゲンが柔らかいゼラチン状態になって形成されたりします。
ビーフのタンパク質やその他の栄養素は、他の食材からも摂取できるので、加熱処理をしてしまうと栄養がなくなってしまうという心配はする必要はないでしょう。
それに、牛肉にはしっかり火を通さないと、病原菌・寄生虫などを完全に死滅させる事ができないので、もし、加熱処理不足で食べてしまったら健康被害が出る恐れがあります。
なので、多少、栄養素が失われてもお肉はしっかり加熱処理をする事が大切になってきます。
牛肉のタンパク質のまとめ
いかがでしたでしょうか。
牛肉には、人間の体内で生成する事ができない動物性タンパク質の必須アミノ酸がバランス良く含まれています。
たんぱく質は、筋肉をつくる元になったり疲労回復効果など身体に良い影響をもたらしてくれるので大切な栄養素です。
ただし、他の食材からでもタンパク質や牛肉に含まれている栄養素を摂取できるので、そこまで栄養面を気にしなくても大丈夫です。
ダイエッターや筋トレ中の方は、タンパク質が多く含まれている部位を食べて健康的な身体をつくっていきましょう。